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イベントレポート
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学び
9月6日(土)、上記タイトルの講座が開催されました。
講師は、相模原市社会教育委員、(一社)視覚聴覚障害アドボガシー研究所マイノリティリサーチセンター研究員の渡邊健一氏です。
先生は、視覚障がい当事者でもあります。
講座では、まず”拍手ワーク”で参加者の位置や人数を確認するアイスブレイクの後、普段の暮らしの様子や、視覚障がいといっても見え方や症状にはさまざまな違いがあること、バリアフリーの考え方、そして障害者権利条約についてなど、幅広くお話しいただきました。
また、日頃から馴染み深い駅のホームのアナウンスや、横断歩道の音響信号機「鳥の鳴き声」などについてのクイズも。
更に、視覚障がい者へのガイドや支援の実演、支援機器も見せていただきました。
参加者の皆さんも熱心に聞き入っていらっしゃいました。
休憩をはさんで、今度は先生とシリウス館内を歩きました。
先生は、エスカレーターも華麗に乗りこなします。
先生:「天満宮があるそうですが、案内してもらえますか?」
先生がオーダーした場所へ、ガイドヘルプ役が誘導し、館内案内役が周囲の状況をお知らせします。
エレベーターでは、点字を読んでいただきました。
5階の点字図書室を初めて知った受講者さんも興味深々です。
最後は参加者全員で互いの気づきやバリアフリーへの改善提案、感想などを交換しました。
「普段気に留めていなかったこと、たくさん気づきをいただけたこと、ユーモアとともに
自然体で伝えてくださったこと、たくさんあります。ありがとうございました」
「白杖を持った人をたまに見かけるが、どのように接してよいか、わかったのが良かった」
などなど、受講者の皆様には多くの気づきを得ていただけたようです。
生涯学習センターでは、今後も、障がい者と健常者が共に学びあえる講座を開催できればと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
日時
2025年9月6日(土) 14:00~16:15
講師
相模原市社会教育委員、(一社)視覚聴覚障害アドボガシー研究所マイノリティリサーチセンター研究員
渡邊 健一 氏
会場
6階生涯学習センター 610大会議室