文化創造拠点シリウス

YAMATOMIRAI > 文化創造拠点シリウス > イベントレポート > やまとみらいカレッジ「観光の未来を考える~持続可能なあり方のヒント」

Report

イベントレポート

NEW

やまとみらいカレッジ「観光の未来を考える~持続可能なあり方のヒント」

学び

生涯学習センターでは、学識経験者や有識者など優れた知見を有する方々を講師に向かえ、市民の皆様がより専門的な知識を学ぶことができる場として、「やまとみらいカレッジ」を開催しています。

5月から6月にかけて全5回の連続講座で、「持続可能な観光のありかた」をテーマに講座を実施しました。

講師は、サステナブルツーリズムや観光計画・戦略がご専門の中島泰氏(公益財団法人 日本交通公社 観光研究部/おきなわサステナラボ ラボ長)。オーバーツーリズムや世界遺産、宿泊税といった近年注目を集める観光に関する課題について、実際の現地調査や政策づくりに携わったご経験を交えながら、わかりやすく解説していただきました。

第1回:「オーバーツーリズムと観光」
観光客の集中による影響とその対策について、京都と鎌倉の事例をもとに解説。「サステナブルツーリズム」の考え方と先進的な取り組みを紹介いただきました。

第2回:「エコツーリズムと観光」
国立公園内の自然環境と観光の両立に向けた取り組みとして、小笠原諸島と知床におけるゾーニングの考え方と実践例を学びました。

第3回:「世界遺産と観光」
世界遺産登録までのプロセスと、富士山における登山者の混雑緩和に向けた研究と管理手法について、実例を交えて解説いただきました。

第4回:「税金と観光」
観光客の増加が必ずしも地域の財政改善につながらない現状に触れつつ、分担金・協力金・宿泊税といった観光財源の仕組みと導入プロセスについて学びました。

第5回:「これからの観光」
おきなわサステナラボの活動事例を通して、島嶼地域における「琉球弧サミット」など住民主体の議論や、情報発信による行動変容の促進といった、新たな観光の方向性について考察しました。

日時

2025年5月17日・6月7日・14日・21日・28日 いずれも(土)

14:00~16:00 

会場

6階 大和市生涯学習センター 601講習室

オンライン視聴

講座概要

https://yamato-bunka.jp/learning/2025/011927.html

ページトップ