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イベントレポート

SNS時代の『文章表現力講座』

学び

4月19日・5月17日・6月14日、「SNS時代の『文章表現力講座』」講座が開催されました。

講師は中央学院大学教授で日本語 文章・文体・表現がご専⾨の、水藤新子先生です。

【講演要旨】

ネット環境が整い、オンラインでのやりとりが世代を問わず日常となった今、
考えたこと/感じたことを誰でも気軽に世界に向けて発信できます。
ブログ更新やSNS投稿が日課という方も世代を問いません。
その一方で、「書く」難しさや「しんどさ」を訴える声は上がり続けているようです。
せっかく書いたのに「読まれない」、読まれても思ったことが「伝わらない」、
期待したように「評価されない」、だから「つまらない」――そんな思いを抱いているなら、「書き方」そのものを振り返ってみませんか? 
さまざまな表現法を紹介していく中で、「書きたい」思いに適う「書き方」に出逢い、「書く」楽しみ/「伝える」手応えを感じるお手伝いができれば幸いです。

この言葉通り、

【第1回-基本編】
応用の前に、文章表現力の”筋トレ”編として、まずは日頃の日本語の使い方を見直し。漢字・カナ・ひらがなの書き分け、句読点の役割、接続詞等について、用例を参考に学びました。
【第2回-導入編】
表現の「調整」のために用いられる「技術」=レトリック(修辞学・美辞学・美しく巧みに表現すること)の技法について、具体的効果を学びました。
【第3回-実践編】
レトリックを実際に活用するために、「は」と「が」の効果的な使い分け、比喩の用例、キャッチコピー、X(旧twitter)などの用例より、受け手の印象効果をびました。

受講者の方たちからは、

「急いで言葉にしなくてはいけないように思っていましたが、そう思うならなおさら、丁寧に言葉を選びたいと改めて思うようになりました」

「“表現”できる大人を目指したいです」

「表現の豊かさを身に付けたいと思いました」

といった、日頃の日本語との付き合い方に、もっと丁寧に、敏感になりたい!といった感想を多く寄せていただきました。

生涯学習センターとしても、受講者の皆様の「もっと書きたい!」という熱意や要望を改めて知る機会となりました。

「日本語はいくつからでも、学び直しができる」という気づきを教えてくださった受講者のかたもいらっしゃいました。

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

生涯学習センターはこれからも皆様の”生涯に役立つまなび”を提供してまいります。

日時

2025年4月19日・5月17日・6月14日 いずれも(土)

14:00~16:00 

会場

6階 大和市生涯学習センター 610大会議室

講師

中央学院大学教授 水藤 新子 氏

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