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イベントレポート
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学び
4/5・12に「歴食探訪 音楽家が愛した食卓」を開催しました。
この講座は、音楽の歴史を紐解きながら、その時代の食事を味わい、思いを馳せ、食と音楽のつながりや歴史に興味を持っていただこうと思い企画しました。講師は音食紀行主宰 遠藤雅司先生です。
1回目は「モーツァルトとサリエーリの共宴」がテーマでした。映画『アマデウス』でも有名な18世紀の作曲家モーツァルトとサリエーリ。彼ら2人の食の逸話を、オペラ作品を通してお話しいただきました。試食では二人の味わったスープと焼き菓子を提供しました。
参加者からは「音楽とともに当時の食を味わうことができ、2人の生活を想像し楽しむことができた」「今までと違った視点で興味深かった」「食を通して音楽、時代を感じることができた」などの声が寄せられました。
試食メニュー
・ザエーティ(18世紀ヴェネツィア風コーンミールビスケット)
・18世紀ウィーン風牛肉のスープ
・サリエーリのレモネード風フレーバーウォーター
2回目テーマは「偏食家ベートーヴェンの食物語」
こだわりの人、つまり偏食家ベートーヴェンの名字の由来や当時マエストロが味わっていた料理、シェフベートーヴェンになってしまった逸話、そして感動食の秘話などベートーヴェンの生涯を食で追いかけました。
試食の揚げ菓子がベートーヴェンの頭文字のBだと紹介した際には皆さんから歓声が上がりました。
参加者からは「家でも作ってみたい」「タイムスリップしたような感覚を味わえた」「ベートーヴェンと食という切り口が面白かった」などの感想をいただきました。
試食メニュー
・卵とパンスープ
・クラプフェン(19世紀ウィーン風揚げ菓子)
・19世紀ウィーン風フレーバーウォーター
参加者のなかには1回目に試食した牛肉のスープをご自宅で再現してみたという方もいました!
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
この講座は去年の夏に開催した小中学生向けの「昔ごはんでタイムトラベル~歴史の味を追いかけよう!~」を大人向けにアレンジしたものです。小中学生向けの様子はこちらをご覧ください。https://www.yamato-future.jp/report/report5241/
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2025年4月5日・4月12日 (土)13:30~15:00
6階生涯学習センター 611調理実習室
遠藤 雅司(音食紀行主宰)