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イベントレポート

やまとみらいカレッジ「女性作家の生き方 -変化の時代を生き抜く-」

学び

コロナ禍を経て、世界が大きく変化しています。
今回取り上げた与謝野晶子、幸田文、林芙美子、岡本かの子、円地文子という作家たちもまた、
激動の時代をそれぞれ力強く、しなやかに生き抜きました。
彼女たちの人生から生まれた作品を深く読み解きながら、勇気を学び、また自身の生き方を再確認していただきたく、講座を開催しました。
各講師陣は、下記のとおりです。
<第1回>6月11日 【愛に生きる】与謝野 晶子
歌人・与謝野晶子研究家 松平 盟子(まつだいら めいこ)氏

<第2回>6月18日 【毅然と生きる】幸田 文 
中央学院大学教授 水藤 新子(すいとう しんこ)氏

<第3回>7月2日 【逞しく生きる】林芙美子
日本大学教授 ソコロワ山下 聖美(そころわやました きよみ)氏

<第4回>7月9日 【空(くう)に生きる】岡本かの子
日本女子大学非常勤講師 宮内 淳子(みやうち じゅんこ)氏

<第5回>7月23日 【老いを生きる】円地文子
駒澤大学教授 倉田 容子(くらた ようこ)氏

どの先生方も、講演される作家について”専門分野”として研究してこられた方ばかりなので、思い入れもあり熱く語ってくださいました。
【第1回 愛に生きる:与謝野晶子】
”情熱の歌人”というイメージに固定しがちなところ、妻・母・職業婦人として悩みながら生きた歌の変遷を辿っていただきました。 
【第2回 毅然と生きる:幸田文】
文体論表現論が専門の先生なので、その表現より作家の性格や生き方からの影響を読み解いていただきました。
【第3回目 逞しく生きる:林芙美子】
小説と実際の人生を交互に紹介。受講者に朗読してもらうスタイルが新鮮でした。
【第4回 空(くう)に生きる:岡本かの子】
風貌や私生活の伝説により敬遠されがちな岡本かの子の小説の根底に、仏教の「空(くう)観」があることをご紹介いただきました。
【第5回 老いに生きる:円地文子】
小説に古典的な和色を織り込んだ円地文学と、老いへの捉え方の変遷を辿りました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

【日 時】6月11・18日  7月2・9・23日(全5回)いずれも土曜日14:00~15:30
【会 場】対面会場: 6階生涯学習センター 601講習室 
     サテライト会場: 渋谷学習センター 市民交流拠点ポラリス
【対 象】どなたでも
【定 員】先着50名(対面会場)
【参加費】2,000円(全5回分)
【問合せ】6階生涯学習センター 046-261-0491

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