YAMATOMIRAI > 文化創造拠点シリウス > イベントレポート > 夏休みギャラリーワークショップ「オカリナ絵付けと演奏&草笛教室」
イベントレポート
音楽・文化
こども
【目的】
夏休み期間中に、小学生以上のお子様とご家族が参加できるイベントとして開催。「オカリナ」「草笛」という二つの自然の素材でできた楽器の演奏を学び、絵付けをしてオリジナルのオカリナを制作。楽器演奏の楽しさを知っていただくとともに、講師による草笛についてのお話を通して、身の回りの自然環境に目を向けるきっかけも作ることを目的とする。
【取り組み内容】
・オカリナ制作者・草笛奏者の西澤和夫さんを講師にお迎えして、午前の部、午後の部の2回、計20名が参加。参加者は保護者同伴の小学校低学年のお子様が中心のワークショップでした。
・前半は、先生のオカリナ演奏を3曲聴いていただきました。美しいオカリナの音色に、皆さんが聴き入っていました。その後、配布された「オカリナの吹き方」の資料も見ながら、実際にオカリナ演奏に挑戦。オカリナの持ち方、音の出し方、音階の吹き方を練習しました。押さえる穴によって、出てくる音が変わってきます。西澤先生のご指導のもと、一生懸命練習しました。
・次に、演奏に使用した素焼きのオカリナに絵付けをして、オリジナルのオカリナを作りました。各自がマジックペンとシールで自由にデコレーションし、それぞれの個性があふれる素敵なオカリナが完成しました。
・続いて、絵付けしたオカリナで演奏のおさらいもしました。最初よりもよく音が出るようになり、より楽しく演奏することができました。
・後半は、草笛の吹き方を習いました。まずは先生に模範演奏をしていただきましたが、1枚の葉っぱからこんな音が出るなんて!と皆さん驚かれていたようです。
・今回はニセアカシアの葉っぱを草笛として使用しました。草笛は音が出せるようになるまでが難しいのですが、休憩を入れながら粘り強く練習して、音階まで吹けるようになった方もいらっしゃいました。
・先生からは草笛で使える葉っぱの説明もしていただきました。「スーパーで買えるサラダ用の葉っぱも使えるので家でも練習してみてくださいね。」とのお話でした。
【成果】
約3時間にもわたるワークショップでしたが、先生の模範演奏やお話など、充実した内容で、飽きることなく楽しく受講していただけました。お帰りの際の、参加された皆さんの笑顔がとても印象的でした。オカリナと草笛という異なる楽器の演奏に挑戦することで、楽器演奏の楽しさを体験していただくことができました。草笛演奏に使ったニセアカシアの葉っぱを、自分で枝から取って選ぶことで、どのような葉っぱが楽器として使いやすいのかについても実際の体験を通して考えることができ、自然を身近に感じるきっかけ作りにもなりました。