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イベントレポート
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【目的】
市内の小学4年生から6年生までを対象に、子どもたちにコンサートにおける案内業務(レセプショニスト)を体験してもらう機会とする。プロの講師による講義により、コンサートにおけるレセプショニストの役割の理解と習得をしてもらうとともに、実際にコンサートを開催するまでの過程を一緒に作り上げることで、職業体験を通した育成にもつなげることを目的とする。
【取り組み内容】
・市内の小学4年生から6年生を対象に、8名の募集を行いました。多くの対象者がご応募くださり、厳正なる抽選の上、男子4名女子4名が選ばれました。
・3月9日(土)にメインホールホワイエで開催した「ホワイトデー・ホワイエコンサート」で、実際にコンサート会場で行うお仕事を体験しました。
・実施日当日はメインホールの客席内で、午前中から東京文化会館のレセプショニスト栗原智彦マネージャーによるレクチャーを受講いただきました。保護者の皆様にも、冒頭の30分ほど子どもたちがどのような取り組みをするのかをご見学いただきました。
・講座の中では、レセプショニストと呼ばれる案内係はどのような仕事をするのかについての説明がありました。またこの日の公演で、実際に子どもたちが担当するアナウンスの練習も行いました。注意事項やお願い事項がお客様にキチンと伝わるような発音や発声の仕方といったアナウンスのコツをつかみ、全員が一生懸命に声を出して練習をしました。
・アナウンスの原稿を全員で練習した後、どのアナウンスを自分が担当したいか確認しました。子どもたちは積極的に「これをやりたいです!」と意思表示してくれました。
・当日の役割は、入口での呼び込み、プログラム配布、客席への誘導、場内アナウンスです。ホワイエコンサートは自由席。満席になると立ち見になるため、空席を作らないように空いている席にご案内が必要になります。最初はお客様への声かけも、緊張して躊躇している姿も見られましたが、すぐに慣れ、積極的に声を出してお客様誘導をしていました。
・アナウンスは1人ずつ順番に、開演前と終演後に行いました。マイクを使って約160名のお客様の前でしっかりと話すことができました。
【成果】
・参加した子どもたちからは、「思っていたより楽しかった」「次はプログラム配布もやってみたい」など意欲的な姿勢が見られました。
・また、「人前で話すことがこんなに緊張するとは知らなかった」、「ドキドキしてしまったけど、とても楽しく体験できた」という声も多く寄せられました。
・プログラム配布、客席案内、アナウンスなど、日常では味わえない体験の機会となりました。
・この体験を通じて、子どもたちがコンサートホールへ足を運ぶきっかけや、またコンサートホールの仕事に興味を持っていただくきっかけを作ることができました。また、子どもたちがコンサートホールを身近に感じることができる機会となりました。