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イベントレポート
学び
1月19日・26日・2月9日・3月2日・9日いずれも(日)、『図書館と大和市 ~私たちがつくり、育てる図書館~』の講座が開催されました。
シリウスといえばやっぱり「図書館」ですよね。
市内外からたくさんの人が訪れ、読書を楽しんだり、調べものをしたりしていらっしゃいます。
今回の講座では、司書課程を受け持つ大学教授、図書館建築を多く手掛ける建築家、文科省や文化庁の委員を歴任されている大学名誉教授、そして大和市立図書館の館長という、その分野のプロフェッショナルたちが、図書館の魅力や現状を語りました。
動画やクイズも用いて、図書館の歴史から役割・業務、最近の動向まで細やかにご説明いただいた宮原先生。
スライドを用いた図書館ミニツアーでは、日本国内の有名な図書館のみならず、宮原先生が司書として活躍されていたシンガポールの図書館もご紹介いただきました。
藤原先生からはご自身が設計を手掛けた図書館に絡め、「図書館は市民の伴走者である」「図書館を考えることは社会の形を考えることに繋がる」といったお話しをいただきました。
参加者からは「建築から図書館の在り方や機能を考えられるのが新鮮で楽しかった」といった声が寄せられました。
市立図書館・中央林間図書館・渋谷図書館の各館館長による事例発表では、立地や周辺環境に合わせたそれぞれの特長がよく分かりました。
「今日は静かに集中して読書がしたいな」「外出の途中で予約本を受け取りたい」など、その日の気分や目的に合わせて、図書館を使い分けてみるのも良いですね!
大和市の総合計画審議会委員も務めていらっしゃる糸賀先生にもご登壇いただいてのパネルディスカッションでは、読書だけではない、図書館が支える「継続的な学び」について館長陣からも熱い思いが語られました。
図書館の大切な役割のひとつである「レファレンス(調べものサービス)」もテーマとなりました。
みなさんも「○○について調べたい」「○○を学びたい」という時には、ぜひ図書館や生涯学習センターをお気軽に訪ねてくださいね。
本を読む・本を借りるだけではない「図書館」の魅力が、毎回たっぷりと詰め込まれた全5回でした。
シリウスは皆さまのための施設です。今回の講座を踏まえて、更にたくさん活用してもらえたら嬉しいです。
2025年1月19日・26日・2月9日・3月2日・9日いずれも(日)
14:00~16:00
6階 大和市生涯学習センター 601講習室
①公共図書館サービスの変化
②図書館資料の提供と利用
③最近の図書館をめぐる動向
宮原志津子 氏
相模女子大学学芸学部日本語日本文学科 教授
④これからの図書館を考える/つくる/育てる
藤原 徹平 氏
フジワラテッペイアーキテクツラボ主宰
⑤図書館と大和市
糸賀 雅児 氏
慶應義塾大学名誉教授/大和市総合計画審議会委員
松田 彰 氏 大和市立図書館館長
渡部 規 氏 中央林間図書館館長
山口 友理子 氏 渋谷図書館館長